S-LEC™ ASシリーズは、低温焼結プロセスにおいて、分解性、残渣、印刷・塗工適性、成形強度のバランスを重視して設計された特殊(メタ)アクリル系バインダーです。空気雰囲気だけでなく、窒素雰囲気下でのプロセス検討が必要な用途にも対応しやすく、焼成時の熱影響や残渣が気になる電子材料・機能性材料用途で選定候補となります。
スクリーン印刷、オフセット印刷、ディップ工程など各種塗工・印刷プロセスへの適用を想定した樹脂溶液品であり、加工時の取り扱いや品質安定性にも配慮しています。高強度グレードも用意しており、ペースト用途に加えてシート成形用途まで含めて検討しやすい点が特長です。
詳細は資料ダウンロードをご活用ください。
焼結プロセス向けバインダーの選定では、単に成膜できるかどうかではなく、脱脂時の分解挙動、焼成後残渣、印刷・塗工時の扱いやすさ、さらには成形体としての強度まで、工程全体を通じたバランスが重要になります。
S-LEC™ ASシリーズは、こうした観点に対応できるよう、低温での分解性、残渣の抑制、各種印刷方式への適用性、用途に応じた粘度設計、高強度グレードの展開などを組み合わせて設計されています。たとえば、低温・短時間での脱脂を重視する用途に適切なグレード、分解性に加えて成膜・シート強度も重視したい用途に適切なグレードなど、求める特性に応じた選択が可能です。
より詳細な設計条件やグレードの考え方は、カタログでご確認いただけます。
S-LEC™ ASシリーズは、焼成時の分解性、残渣の抑制、印刷適性、成形強度といった特長を活かし、電子材料や機能性材料のさまざまな工程で適用を検討いただけます。
たとえば、電極ペースト用途では、均一な塗布厚みや層形成の安定化に寄与しやすく、セラミックシート成形用途では、薄膜化に伴って生じやすいシート破れや脱脂中のセラミックへの影響低減を検討する際の選択肢となります。また、ネオジム磁石用途では、塗布性や分解性の観点から焼成工程の最適化を検討するうえで有効な候補となります。対象材料、工程条件、求める粘度や強度、分解挙動に応じて、適切なグレードをご提案できる点も特長です。
低温焼結バインダーの選定では、分解性だけでなく、成形時の扱いやすさ、焼成後残渣、印刷・塗工適性、さらには成形体としての強度まで含めた総合的なバランスが重要です。
PVA系は耐溶剤性や強度に優れる一方、使用できる溶媒が水に限られます。
脂肪族ポリカーボネート系は低温分解・低残渣が特長ですが、工程適合性や成形体強度の見極めが必要です。
一般的なアクリル系は低温分解性に優れる一方、用途によってはシート強度が課題となります。
エチルセルロースは低温焼成や窒素雰囲気で残渣が課題になる場合があります。
S-LEC™ ASシリーズは、こうした複数の要求特性を踏まえ、低温分解性・低残渣性・印刷適性に加え、高強度グレードによるシート成形対応まで検討しやすい点が特長です。
Q. 供給形態は何ですか?
A. S-LEC™ ASシリーズ は、基本的にビヒクル(樹脂溶液)形態で供給しており、粉体形態をご希望の場合もご相談いただけます。
Q. 対応粘度域は?
A. 100~30000mPa・sまで対応粘度域は幅広く、用途に応じた調整のご相談も可能です。
Q. 詳細な物性データはどこまで開示されますか?
A. カタログをダウンロードいただけます。より具体的な条件検討が必要な場合はお問い合わせください。
Q. どのような溶剤に対応していますか?
A. テルピネオール、酢酸ブチル、ブチルカルビトールなどご要望に応じて対応いたします。