Pipette transferring clear liquid into a laboratory test mixture
セラミックグリーンシート向け可塑剤
シートの柔軟性と成形工程での取り扱いやすさを支える非フタル酸系可塑剤
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PVBバインダーの特性を生かす可塑剤選定

Minimal graphic element supporting polymer material website design

セラミックグリーンシートでは、可塑剤の種類や添加量によって、スラリーの流動性だけでなく、乾燥後シートの柔軟性、強度、搬送性、打ち抜き性、積層時の取り扱いやすさが変化します。添加量が適切でない場合には、シートが硬く割れやすくなる、柔らかくなりすぎて変形する、工程中に物性が変化するといった課題につながるため、使用するPVB、粉体、溶媒、成形・乾燥条件を含めた選定が重要です。

S-LEC(エスレック)™ Gシリーズは、セラミックグリーンシート用途を想定した非フタル酸系可塑剤です。積水化学では、使用するPVBグレード、粉体・溶媒、成形方法、脱脂条件、現在の課題を確認し、評価候補となる材料の組み合わせや添加量の目安をご案内します。MLCCをはじめ、シート成形を用いる各種セラミック部材で、柔軟性と工程中の取り扱いやすさを検討する際の選択肢としてご提案します。

グリーンシートの成形・後工程で生じる課題に対応

Transparent resin film showing a longitudinal surface defect

セラミックグリーンシートでは、乾燥後の柔軟性だけでなく、搬送時の割れや変形、打ち抜き時の欠け、積層時の取り扱いやすさなど、後工程を含めた特性のバランスが求められます。可塑剤の種類や添加量はこれらの特性に関係しますが、適切な条件は、使用するセラミック粉体、PVBグレード、溶媒、シート厚み、塗工・乾燥方法、脱脂・焼成条件によって異なります。

S-LEC™ Gシリーズは、MLCCをはじめとするセラミックグリーンシートで、シートが硬く割れやすい、柔らかすぎて変形しやすい、流動性や積層時の取り扱いやすさを調整したいといった課題に対する評価候補となります。積水化学では、対象用途と現在の配合・工程条件を確認し、検討の出発点となる材料の組み合わせや添加量の目安をご案内します。

PVB配合物の柔軟性と流動性を調整

Clear liquid and white pellets suggest resin formulation testing

S-LEC™ Gシリーズは、PVBとの組み合わせを想定して設計された、セラミックグリーンシート向けの非フタル酸系可塑剤です。PVB配合物に添加することで、流動性や乾燥後シートの柔軟性を調整し、シート強度とのバランスを検討できます。グリーンシートに求められる特性は、搬送、打ち抜き、積層などの後工程によって異なるため、可塑剤だけでなく、PVBグレード、添加量、粉体の種類・粒径、溶媒組成、塗工・乾燥条件を含めて検討することが重要です。

積水化学では、ご使用の材料、工程条件、現在の課題を確認し、評価候補となるPVBと可塑剤の組み合わせや、添加量の目安をご案内します。代表物性、添加量による流動性やシート物性の変化、他の可塑剤との比較結果については、カタログでご確認いただけます。

既存可塑剤から切り替える際の確認ポイント

Pipette dispenses liquid for functional resin formulation testing

既存可塑剤からS-LEC™ Gシリーズへの切り替えを検討する場合は、フタル酸系・非フタル酸系という区分だけでなく、PVBとの相溶性、可塑化効果、揮発性、乾燥後のシート強度、流動性、積層性、脱脂挙動を総合的に確認する必要があります。フタル酸ジ-2-エチルヘキシル(DOP)やフタル酸ジブチル(DBP)などを使用している配合では、法規制や顧客の化学物質管理基準への対応方針から、非フタル酸系可塑剤への切り替えが検討される場合があります。

ただし、S-LEC™ Gシリーズを従来品と同じ添加量で使用しても、同等の物性や工程挙動が得られるとは限りません。アジピン酸ジ-2-エチルヘキシル(DOA)など、他の非フタル酸系可塑剤から切り替える場合も、添加量、PVBグレード、乾燥条件などを含めた確認が必要です。代表的な比較データは製品カタログに掲載しています。現在の可塑剤、添加量、使用粉体、溶媒、成形方法、求めるシート物性をご共有いただければ、評価候補となる条件をご案内します。

Q&A よくあるご質問

Q. S-LEC™ Gシリーズはどのような可塑剤ですか?
A. S-LEC™ Gシリーズは、PVBとの組み合わせを想定して設計された、セラミックグリーンシート向けの非フタル酸系可塑剤です。PVB配合物の流動性や、乾燥後シートの柔軟性・強度を調整するための評価候補としてご提案します。

Q. MLCC以外のセラミックシートにも使用できますか?
A. MLCC以外のセラミックグリーンシートでも検討可能です。ただし、適合性は粉体の種類・粒径、PVBグレード、溶媒、シート厚み、成形方法、脱脂・焼成条件によって異なります。用途と使用条件を確認したうえで、評価候補となる材料をご案内します。

Q. DOP、DBP、DOAから同じ添加量で置き換えられますか?
A. 同じ添加量で単純に置き換えられるとは限りません。可塑剤によって、PVBとの相溶性、可塑化効果、揮発性、流動性、シート強度、積層性、脱脂挙動が異なるため、添加量や乾燥条件を含めた確認が必要です。

Q. どのような溶媒と組み合わせて使用できますか?
A. 使用可否は溶媒だけでなく、PVBグレード、粉体、分散剤、その他の添加剤を含む配合全体によって異なります。使用予定の溶媒と配合条件をご共有いただければ、既存情報をもとに適用可能性を確認します。

Q. 推奨添加量はどの程度ですか?
A. 推奨添加量は、求めるシート物性、PVBグレード、粉体量、溶媒、乾燥条件などによって異なります。カタログ掲載データを初期検討の参考としてご確認いただき、最終的には実配合での評価をお願いします。

Q. サンプル提供は可能ですか?
A. サンプル提供については個別にご相談ください。対象用途、使用するPVBグレード、粉体、溶媒、現在の可塑剤と添加量、成形方法、解決したい課題をご共有いただくと、適用可能性を確認しやすくなります。